
【東京】浜田靖一防衛相は17日の閣議後の会見で、12日に開かれた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で示された米軍強化計画と沖縄の基地負担について見解を問われ「格段に厳しさを増す安全保障環境に対応するため、米軍の態勢強化を図りつつ、沖縄の負担軽減に最大限、配慮した」と語った。
第3海兵師団司令部の県内残留や、キャンプ・ハンセン部隊の海兵連隊化などで、在日米軍の体制がより多面的・機動的・強靱(きょうじん)に強化されるとし「同時に日本防衛に対する米国の揺るぎないコミットメント(関与)を改めて示す」と強調した。その上で「地元負担軽減の取り組みを着実に推進し、地元に対する丁寧な説明に努めたい」と述べた。
(明真南斗)