沖縄で血液が足りない!790人分不足 コロナ影響、献血者が減少 県赤十字が協力を呼びかけ


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くもじ献血ルーム(資料写真)

 新型コロナウイルスの影響で献血者が減少し、沖縄県内では14日時点で790人分が不足している。県赤十字血液センターは「今後このような状況が続くと、1月末には医療機関への安定的な輸血用血液の供給が厳しくなる」と危機感を示している。センターは、感染拡大によってこれまで献血に協力していた人が濃厚接触者となったり、ワクチン接種後の献血猶予期間に該当したりするためと推測している。

 厚生労働省の通知を受け2022年11月から、ファイザー社・武田社・モデルナ社製ワクチンは接種後48時間、アストラゼネカ社製は接種後6週間経過後に献血に協力できるようになった。

 新型コロナ感染者は症状がなくなってから4週間が経過し、治療や通院を要する後遺症がない・問診などで健康状態が良好と確認できれば協力が可能。濃厚接触者は、最終接触日から2週間が経過し、症状がないことなどが確認できれば協力できる。センターは「他人ごとではなく自分ごととして、献血に協力してほしい」と呼びかけた。問い合わせは同センター098(834)3201。