嘉手納の爆音訴訟、きょう第1回口頭弁論 原告は住民3万5000人超 那覇地裁


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静かな夜を取り戻そうとガンバロ―三唱する新川秀清原告団長(右から3人目)と池宮城紀夫弁護団長(同4人目)=18日、北谷町桑江のちゃたんニライセンター

 【中部】米軍嘉手納基地の周辺住民が、米軍機の騒音被害を訴えて夜間・早朝の飛行差し止めなどを求める第4次嘉手納爆音訴訟の第1回口頭弁論が19日、那覇地裁沖縄支部で開かれる。原告団は18日、北谷町のちゃたんニライセンターで前夜集会を開き、約300人の原告や弁護士、関係者らが駆けつけ、静かな生活環境を取り戻そうと誓い合った。

 熱気に包まれた集会で原告団の新川秀清団長は「しっかりとスクラムを組み、静かで、子どもたちが遊び、学べる沖縄にしていこう」と呼び掛けた。弁護団の池宮城紀夫団長は「第1回口頭弁論は訴訟を通して平和な沖縄を勝ち取るための出発点だ。その決意を日本中に伝えていく」と強調した。

 第4次嘉手納爆音訴訟の原告は嘉手納基地周辺8市町村の住民1万2049世帯の3万5566人。2022年1月28日に提訴した。
 (名嘉一心)