爆音訴訟の日も飛行 アフターバーナーごう音響かせ 米軍嘉手納基地 沖縄


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飛行する米海兵隊岩国基地所属のF35Bステルス戦闘機=19日、米空軍嘉手納基地上空

 【嘉手納】第4次嘉手納爆音訴訟の弁論が始まった19日も、米空軍嘉手納基地では朝から夜まで米軍機の離着陸が相次いだ。常駐機だけでなく外来機による飛行訓練も続き、騒音被害に拍車をかけた。

 ドイツのシュパングダーレム空軍基地からは新たにF16戦闘機2機が飛来した。これで同基地からは計10機のF16の飛来が確認された。飛来しているF16は19日も飛行訓練を続けた。

 米海兵隊岩国基地所属のF35Bステルス戦闘機も18日に続いて8機が飛来した。実弾を搭載しており、機体重量が重くなるため、離陸時にはアフターバーナーを使用してごう音を響かせた。

 三沢基地に暫定配備されているEA18Gグラウラー電子戦機の飛来も確認された。米アラスカ州から暫定配備されたF22ステルス戦闘機の飛行も相次いだ。(島袋良太)