成績や入試問題が学内で閲覧可能な状態に 琉球大、20年4月から22年10月まで 情報漏えいは確認されず


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琉球大学(資料写真)

 琉球大学は20日、学生らの名前や成績情報など901人分の個人情報と、大学院入試問題などの資料が、学生を含む学内関係者の間でオンラインで閲覧可能な状態になっていたと発表した。

 閲覧可能になっていたのは名前やメールアドレス、成績情報などが含まれるファイルが273件。その中に、琉球大学生436人、職員67人、大学入試に関するウェブ説明会に参加した高校生など学外者398人、計901人分の個人情報が入っていた。また大学院入試関係では、入試問題を含む関係資料、会議資料など304件。大学のアカウント所有者であればアクセスすることができたという。

 2020年4月から22年10月11日まで閲覧可能だった。大学によると、個人情報の不正使用や学外への漏えいは確認されていない。大学院入試問題に関しても、不正使用の事実は確認できないとして、合否判定は変更しないと説明している。

(嘉数陽)