「宮内庁三の丸尚蔵館収蔵品展―皇室の美と沖縄ゆかりの品々―」(県立博物館・美術館、沖縄美ら島財団、宮内庁、文化庁主催)が20日、那覇市の同館で始まった。画家の山本芳翠(ほうすい)が1887年ごろの沖縄を描いた連作画など、皇室に伝えられる美術工芸品が展示されている。2月19日まで。
琉球ガラスの花瓶や「琉球塗料紙箱(りゅうきゅうぬりりょうしばこ)・硯箱(すずりばこ)」など、皇室に献上された工芸品などが展示されている。沖縄で初公開される葛飾北斎の肉筆画などもある。
田名真之館長は「県民に間近で見てもらう機会の少ない工芸品がまとまった形で出展されている。ぜひ見てほしい」と呼びかけた。
同展は美ら島おきなわ文化祭2022(第37回国民文化祭、第22回全国障害者芸術・文化祭)の関連特別展。学芸員による講座や展示解説会などもある。問い合わせは同館、電話098(941)8200。
(宮城隆尋)