高校ホッケー、男子は北山が2連覇 攻め貫き 逆襲許さず 女子は首里が認定優勝 県新人大会


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北山―辺土名 先制のシュートを決める北山の伊藤ダニエル(中央)=22日、今帰仁村の北山高校(謝花史哲撮影)

 ホッケーの県高校新人大会は22日、北山高校グラウンドで行われ、男子は北山が2―1で辺土名に勝利し2連覇を果たした。北山は前半に先制し、後半もパスをつないでシュートを決めてリードを広げた。辺土名はドリブル突破から1点を返したが、追加点はならず追いつけなかった。女子の首里は認定優勝となった。

 今大会も2校の対決となった男子決勝は昨年の県総体で敗れた北山が雪辱を果たした。主将の金城佑を中心に守備陣が踏ん張り、フォワードは攻めに専念する作戦が奏功した。先制点を奪って主導権を握り後半に追加点を挙げた。終盤、辺土名に1点を返されたが、攻めの姿勢を貫き、その後は逆襲を許さず逃げ切った。

 先制点はゴール前への飛び込みから生まれた。右サイドの伊藤ダニエルがスペースを見つけて入り込む。相手にパスを阻まれたが、スティックからボールがこぼれた隙を見逃さなかった。すかさず体を間にねじ込み、そのままゴールに流し込んだ。「早い時間帯に得点したかったけど、なかなかできなかった。何とか前半のうちに点を取れて良かった」と喜んだ。

 1点リードで勢いに乗って攻め続けた。金城は「フォワードがしっかり点を取ってくれたので勝てた。先制点でだいぶ気持ちが楽になった」と勝因を挙げた。

 次の大会は県総体になる。「まだ球際のさばき方が弱い。ドリブルで抜かれることがある。フリーで打たせないよう練習したい」と県予選突破で、九州大会での1勝を目標に掲げた。
 (謝花史哲)


▽男子決勝
北山
 2―1(1―0,1―1)
辺土名

▽女子認定優勝 首里