国内初の島しょ防衛訓練「アイアン・フィスト」、沖縄県内で実施へ ハンセンや入砂島 日米共同


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奥が入砂島。手前は渡名喜島

 【東京】国内で初めて実施する島しょ防衛作戦に関する日米共同訓練「アイアン・フィスト」が2月末から3月初めにかけて、県内の米軍提供施設や鹿児島県の離島で計画されていることが24日までに関係者への取材で分かった。陸上自衛隊と米軍が調整を進めている。

 関係者によると、キャンプ・ハンセン(金武町など)や鹿児島県の徳之島、喜界島で訓練する方向で調整を進めている。徳之島は昨年11月の共同統合演習に引き続き、地域の海岸を使う見通し。渡名喜村の出砂島射爆撃場(入砂島)の使用も模索している。

 水陸両用作戦を試行する「アイアン・フィスト」はこれまで米本国で実施してきた。陸上幕僚監部は昨年4月、初めて日本国内で実施すると発表していた。
 (明真南斗)