出産、子育て支援に10万円 名護市が「子育て応援ギフト」国の交付金を活用


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名護市役所

 【名護】名護市は2022年4月以降に出産した市民に対し、出産・子育て応援ギフトとして10万円を支給する。1060人が対象となる見込み。26日に開かれた名護市議会臨時議会で同事業の予算案が全会一致で可決された。

 政府が新たに創設した、妊産婦に10万円相当を配る「出産・子育て応援交付金」を活用する。予算額は8615万円で、市が6分の1に当たる1421万円を負担する。

 対象者にアンケートを送付し、申請書を提出してもらう。名護市健康増進課は「出産や育児の支援を早めに実施していきたい」としている。

 妊娠から出産、子育てまでの経済面の負担を軽くすることが目的。妊娠や出産に関連する物の購入や、産前産後のケアサービスの利用を想定している。妊産婦の困り事の相談に応じる伴走型支援と組み合わせて実施する。出産時に医療機関でかかる費用に対応した「出産育児一時金」とは別の制度。
 (松堂秀樹)