日本代表の栗山英樹監督は26日、東京都内で3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する残り18選手を発表し、米大リーグから日系選手で初の代表入りとなるラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)、昨季本塁打、打点の2冠に輝いた山川穂高内野手(西武)らが選出された。大谷翔平(エンゼルス)ら6日に先行発表された12選手を含め全30選手が決定した。
大リーガーは第2回大会に並ぶ最多の5人。26人が初出場で、26日時点の年齢を単純に足して割った平均は26・3歳とWBC日本代表で最も若いチームとなった。
野手は新たに吉田正尚外野手(レッドソックス)、山田哲人内野手(ヤクルト)、岡本和真内野手(巨人)、中村悠平捕手(ヤクルト)、大城卓三捕手(巨人)、周東佑京外野手(ソフトバンク)、中野拓夢内野手(阪神)が代表入り。投手では松井裕樹(楽天)、栗林良吏(広島)、伊藤大海(日本ハム)、高橋奎二(ヤクルト)、大勢(巨人)、宮城大弥、宇田川優希(ともにオリックス)、湯浅京己(阪神)、高橋宏斗(中日)が選ばれた。背番号も発表され、ヌートバーは23、山川は33、吉田は34となった。
2月17日から27日まで宮崎市で強化合宿を行う。4試合の壮行試合を経て3月6日に阪神、7日にオリックスと、ともに京セラドーム大阪で強化試合を行い、9日に東京ドームで中国代表との1次リーグB組初戦に臨む。
憧れを持っていた
西武・山川 10歳から野球を始めて以来、日本代表には憧れを持っていた。夢の舞台で活躍できるよう、世界一になれるよう頑張る。
正直びっくりした
巨人・大城卓 正直びっくりしたが、今は身が引き締まる思い。自分ができることを精いっぱい頑張りたい。
少しでも勝利に貢献
オリックス・宮城 日本代表としてプレッシャーはあるが、しっかり自分の投球ができるように準備して、勝利に少しでも貢献できるように頑張る。