琉球コラソン惜敗…勝ちきる力足りず 同一カードで連敗 トヨタ紡職に25-26 日本ハンドボールリーグ


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子8位の琉球コラソンは29日、佐賀県の吉野ヶ里文化体育館でトヨタ紡織九州(5位)と今季第16戦を行い、25―26で惜敗した。2連敗で通算成績は6勝9敗1分けとなった。順位は8位のまま。

 前半序盤に連続5失点で先行されたが、高めのマンツーマン守備に切り替え連係を崩して逆襲に成功。追い付いてからは一進一退の攻防が続いた。後半も互いに譲らなかったが、コラソンは中盤にペナルティーによる7メートルフリースローの連続失点が響き、1点差を詰められず逃げ切られてしまった。次戦は2月4日午後1時から名護市の21世紀の森体育館でトヨタ車体と対戦する。

 あと一歩勝ちきる力が足りなかった。琉球コラソンは速さで押すトヨタ紡織九州に対し、前掛かりの積極的な守備で応戦し最後まで競り合った。しかし先行する展開までは持ち込めず。逃げ切りを許し、同一カードで連敗を喫した。

 昨年12月25日の対戦から続けての試合。前回は後半立ち上がりに相手の守備を崩せず得点が止まり、勝負を決められた。

 同じてつは踏まない。1点のビハインドで入った後半開始すぐに1点を返し、その後も細かな選手交代、ポジション変更が機能し、効果的な攻撃を続けた。

 ただ終盤は大事な局面でシュート選択のミスもあり、点差が埋まらず捉えられなかった。東江正作監督が掲げた、「誰が出ても同じ戦略を遂行できる総合力」を徐々に体現できるようになってきていただけに、勝つべき試合だった。

 東江太輝主将は「出た選手が仕事をしてくれたが、先行できなかったのがしんどかった。勝負の見極めをみんなでもっと共有できれば、次の段階にいける」と改善点を挙げた。次戦はホームで首位のトヨタ車体を迎え撃つ。高さと強さのある相手に激しい守備で、リーグトップの切り崩しを狙う。
 (謝花史哲)


▽男子
トヨタ紡織九州(23)
26―25(12―11,14―14)
琉球コラソン(13)

大崎電気(20)
36―31(16―14,20―17)
アースフレンズBM(4)