水道手続きがスマホでできる 浦添市がアプリ「てだっち」導入、県内初 2月からサービス開始


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水道の見える化アプリ「てだっち」をPRする(右から)天久進OCC社長、松本哲治市長、島尻恒彦上下水道部長=25日、浦添市役所

 【浦添】浦添市は2月から水道料金や使用水量の確認、各種手続きなどがスマートフォンなどでできる、上下水道公式アプリ「てだっち」のサービスを開始する。水道に関するアプリの導入は県内初で、全国では6例目。

 アプリでは、水道使用開始や中止、口座振替など各種手続き、過去2年分の水道料金や使用量などが確認できる。口座振替の手続きは3月からの開始を予定。サービスの利用対象者は市上下水道部と直接、給水契約を交わしている市民や事業者で、アパートなど集合住宅は一部対象外になるケースもある。

 アプリは行政サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)化の一環で、OCCとNECが共同開発した。開発費は新型コロナウイルスに関する地方創生臨時交付金を活用したもので、事業費は1228万円となっている。

 25日には松本哲治市長、OCCの天久進社長らが記者会見を開き、アプリの有用性などを力説した。松本市長は「アプリを使うことでどれだけ水を使っているか可視化できる。アプリを通じて水道に対する意識を高めてほしい」と語った。「てだっち」に関する問い合わせは市上下水道部、電話098(877)4869。
 (吉田健一)