ビッグボスも沖縄へ プロ野球キャンプへ続々来県、7球団が始動


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 プロ野球は2月1日に宮崎、沖縄両県で、6日に始動する西武以外の11球団がキャンプインする。今季はヤクルトを除く11球団で観客の入場制限を設けず、実施される。

石垣島に到着したロッテ・佐々木朗=30日、新石垣空港

 30日には昨季日本一に輝いたオリックスの中嶋監督や2年連続で沢村賞の山本が宮崎入りし、ロッテの吉井新監督と佐々木朗らは沖縄に移動した。昨季最年少で三冠王に輝き、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも活躍が期待されるヤクルトの村上は浦添市での歓迎セレモニーに参加した。

 2月17日からWBCに向けた日本代表の強化合宿が宮崎市で始まり、23日にオープン戦がスタート。WBCは3月9日の中国戦で初戦を迎える。開幕戦は新球場の日本ハムが楽天と3月30日に戦い、他の5球場は翌日31日に幕を開ける。

ロッテ、石垣島入り 3年ぶり歓迎セレモニーも

 ロッテの吉井理人新監督が30日、キャンプ地の石垣市に入った。グレーの球団公式スーツに身を包み、3年ぶりに空港で開かれた歓迎セレモニーでは、地元の少年野球チームから花束を贈呈された。「優勝を目指してやっているのでそのための準備で来た。天気予報を見たら、晴れの日が続いている感じだったので、しっかり練習ができる」と言葉に力を込めた。

 昨季5位に終わったチームの立て直しだけでなく、ワールド・ベースボール・クラシック日本代表の投手コーチを兼務しており「どっちもしっかりやっていきたい」と気合十分だった。

新庄監督、開幕から全力 就任2年目、気合十分

那覇空港に到着し、車に乗り込んだ日本ハム・新庄監督=30日

 日本ハムの新庄剛志監督が30日、名護市に入った。就任2年目の春季キャンプは初日から紅白戦を行う予定で「ペナントレースは俺の頭の中では50試合しかない。もうスタートダッシュ(が肝心)。試合勘を開幕戦でトップに持っていけるように」とシーズン始めから全力を出せるよう、強い意気込みを語った。

 戦力の把握に努めた昨季と、今キャンプは意味合いが全く違う。「全員が優勝だけを目指すという気持ちで。スタッフもフロントも首脳陣も選手もファンも。1人でもそういう気持ちがないと上にはいけない」と早くも気合十分の様子だった。
(共同通信)