沖縄本島の一時大規模停電、原因は石川火力発電所の設備に不具合 20市町村約3万9000戸、信号機50基も停電 全て復旧


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 1日午後3時10分、沖縄本島各地で停電が発生した。沖縄電力のホームページによると、約3万9千戸で停電した。午後3時27分までに解消した。沖電が電力を購入している電源開発の石川石炭火力発電所1号機の発電設備で不具合が生じたことから、広範囲に影響が及んだ。

 発生地域は本島北部から南部まで20市町村と広範囲に及んでいる。南風原町(8090戸)、那覇市(5150戸)、西原町(4820戸)などで停電が多かった。

 また同時間帯に、本島中南部一帯の県道や国道などに設置された信号機の少なくとも50基が停電した。約15分後までに全て復旧した。関連する事故などの報告はないという。

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