1月21、22の両日、公益財団法人日本釣振興会県支部主催の第1回チヌウキ釣り王座決定戦が開催された。本島のチヌ釣りファン111人が参加し、30センチ以上のミナミクロダイやチンシラー1匹の重量を競った。
沖縄市で釣り人が集まる「民宿さざんか」を経営している下地栄輝さんは、釣り友と2人で22日午前5時から泡瀬のマル秘ポイントで竿(さお)を出した。しばらくは餌取りらしきアタリのみだったが、5時40分、ウキが10センチほど沈み、その後、一気に沈んでいった。竿が大きく曲がり、掛かった魚は沖に向かって20メートルほど走ってようやく止まった。その後ジワリジワリと寄せて来たが、岸近くで最後の抵抗を見せた。巧みなやり取りの末、タモに収まった1.86キロ、46.5センチのチンシラーで優勝を決めた。勝因を聞くと、人気のポイントは避け、自分でボイルしたニンニク入りの餌を使用したことかなと笑った。下地さんを含め16人の検量があり、泡瀬海岸で釣り上げられたチンシラーやミナミクロダイが上位入賞者の多くを占めた。主な結果は次の通り。
【優勝】下地栄輝 1.86キロ、46.5センチ(泡瀬海岸)
【2位】前里和彦 1.82キロ、46.6センチ(泡瀬海岸)
【3位】安仁屋浩貴 1.73キロ、45.1センチ(名護海岸)
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)