沖縄県食生活改善協が30周年 「地域と一緒に健康づくり」 功労者27人、2団体に表彰 那覇で記念式典


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(左)あいさつをする新垣喜美子会長(右)被表彰者を代表してあいさつをする与古田八重子さん=1月14日、那覇市の総合福祉センター

 食育の推進などに取り組むボランティアでつくる県食生活改善推進員連絡協議会(新垣喜美子会長)の創立30周年記念式典が1月14日、那覇市の県総合福祉センターゆいホールで開催された。長年にわたり住民の食生活改善に取り組んだ功労者27人、地区組織2団体が表彰された。

 同会は1992年に発足した。県内の食生活改善推進員は約800人。「私たちの健康は私たちの手で」を合言葉に、食生活改善の勉強会などに取り組んでいる。

 式典で新垣会長は「食生活改善推進員は横のつながりを大事にし、地域住民をひとりにさせないで一緒に健康づくりをしようと頑張ってきた。ちむぐくるのある団体だ。私たちの活動について知ってもらいながら県民の健康づくりに頑張っていこう」と述べた。

 被表彰者を代表してあいさつをした、うるま市食生活改善推進員協議会の与古田八重子さんは、料理講習や島野菜の普及などに取り組んできたことを振り返り「会員の協力と助言があったからできた」と感謝した。地区組織は宮古島市と竹富町の協議会が表彰された。

 琉球薬膳料理研究家・薬膳琉花代表の宮國由紀江さんによる「県産食材はクスイムン」と題した基調講演もあった。
 (伊佐尚記)