「失敗してもいい、自信につながるはず」不登校の子と音楽家が発表会 18日・なはーと 沖縄


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来場を呼びかける「楽友協会おきなわ」の大城伸悟(左)と喜納響=6日、那覇市泉崎の琉球新報社

 不登校やひきこもりの子どもらと音楽家が共演する発表会「ゆかいな音楽家と、ときどきひきこもり2023」(主催・文化庁、楽友協会おきなわ)が18日午後2時から、那覇文化芸術劇場なはーと3階大スタジオで開かれる。沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいが運営する4事業所の利用者と音楽家ら約40人が出演する。2022年度障害者等による文化芸術活動促進事業の一環。

 活動は今年で5年目。同協会は月に1度、事業所で音楽ワークショップを開き、ピアノやギターなど楽器の演奏や作曲などの創作活動を行っている。発表会で披露する曲目は利用者自らが楽曲を決め、音楽家が演奏をサポートする。

 有観客での開催は3年ぶり。楽友協会おきなわの大城伸悟は「1年間練習してきた努力の成果。失敗してもいい。人前で演奏することで自信につながるはずだ」と語る。

 出演はほかに喜納響(声楽家)、根間安代(クラリネット奏者)、平良明子(ピアニスト)、鶴見幸代(作曲家)、佐野周作(ギター奏者)、川崎馨子(打楽器奏者)。

 入場料は一般千円、高校生以下無料。ユーチューブでライブ配信もある(視聴無料、QRコード参照)。問い合わせは楽友協会おきなわ、電話090(5484)5240(根間)。(田中芳)