テニスのDUNLOPCUP全国選抜ジュニア選手権・ワールドジュニア世界大会代表選考会九州地域予選大会が14日、沖縄市の県総合運動公園テニスコートで行われ、12歳以下女子シングルスで加藤アンジェリーナ春子(CLUBDPA☆沖縄)が決勝で敗れ準優勝となった。14歳以下女子シングルスの3位決定戦で比嘉桜実(同)が勝利した。12歳以下男子シングルスの矢野琉悟(YKCT)が6位、同女子シングルスの古堅優音(同)は8位だった。
「もう少しできた試合」 加藤、足の動き課題 成長誓う

12歳以下女子シングルスで準優勝の結果に、加藤アンジェリーナ春子(CLUBDPA☆沖縄、浜川小6年)は悔しさをにじませた。試合では相手が打球を左右に打ち分け、走らされた。「もう少しできた試合だった」と残念がった。
プレーにさまざまな変化をつけて、相手を嫌がらせる計画を立てていた。しかし、イメージ通りの展開にはならなかった。相手に速い打ち合いをさせられ、試合の主導権を握られた。「低い打球が嫌そうだ」と考え、ボールにバックスピンをかけるスライスショットや、コート前に落とすドロップショットで攻め立てて、得点を重ねる場面もあった。相手との身長差が約20センチあり、そのハンディも抱えていた。それでも相手の打球の打ち分けに食らいついて意地を見せた。
試合では「足の動きが良くなかった」と課題が見えた様子。「さらに練習が必要だ。まだ満足のいく試合ができていない。もっと攻めていける選手になりたい」とさらなる成長を誓った。
(砂川博範)