
フカセ釣り師憧れの尾長グレが、辺土岬周辺や那覇一文字などで釣れている。1年ほど前から釣りを始めた平良陵さんは、那覇一文字をホームグラウンドにフカセ釣りを楽しんでいる。
11日も後輩と2人で那覇一文字の北新堤に渡った。まき餌をしても魚が浮いてこないので、沈ませ釣りで海底付近を狙っていると、竿(さお)をひったくるようなアタリがあり、掛かった魚は底へ底へと走った。必死に竿を立て、リールを巻いて応戦すると、途中3回ほど大きな抵抗を見せるが、2分弱で海面に浮いたのはフカセ釣り師憧れの魚の尾長グレだった。平良さん初の尾長グレは全長50センチ、1.55キロの大物だった。
12日、西崎一文字を舞台に2023シマノジャパンカップクロダイ沖縄大会が3年ぶりに開催された。県内のクロダイ釣り師73人が参加して、西崎一文字の「ナベ堤」と「L文字」の2ブロックに分かれ、ブロックごとの横取り方式で、競技時間内に釣ったチヌ5匹までの総重量を競った。主な結果は次の通り。なお上位3名は全国大会ファイナルに出場できる。
▽1位 上原誠/1420グラム、3匹(ナベ堤1位)
▽2位 比嘉宗信/640グラム、1匹(L文字1位)
▽3位 金城貴大/1200グラム、2匹(ナベ堤2位)
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)









