琉球泡盛を活用した沖縄独自の観光資源コンテンツを創出するため、県酒造組合などが取り組む泡盛ツーリズムの振り返り会が16日、那覇市内であった。
昨年12月から今年1月にかけて、12酒造所を中心とした9地域で12コースのモニターツアーを実施。県内外の54人が参加した。各酒造所はこれまで実施してきた蔵見学をブラッシュアップし、観光コンテンツにするために、工場内部の見学や飲み比べといった体験を取り入れたことなどを報告した。
来年度は国内客を対象に、泡盛と地域の文化、歴史を組み合わせたツアーとしての完成を目指す。
全国地ビール醸造者協議会事務局長で、泡盛ツーリズム事業のアドバイザーを務める石川智康氏は「1社や2社の取り組みでは大きなムーブメントにはならない。各酒造所が主体性を持って取り組み、横の連携を強め切磋琢磨していくことが大事」と話した。
(玉城江梨子)