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卓球の第46回琉球新報旗争奪総合団体選手権大会は18、19の両日、那覇市の県立武道館アリーナで行われ、男子決勝は琉球レオフォルテAが3―1で沖縄国際大に勝利し、頂点に立った。女子は沖縄国際大が花木クラブに3―1で勝ち、優勝を決めた。
攻め貫き 中村、有終の美
ダブルスの勝利が勢いになった。女子決勝は沖縄国際大が3―1で花木クラブに勝利。コロナによる中止を挟み3年ぶりの頂点に立った。シングルスでも勝った中村陽菜は「学生生活最後の大会で勝ててうれしい」と有終の美を飾って笑みをこぼした。
ダブルスは1年で主将を務める友寄綾香とのペア。同じクラブに通った経験があった。「左利きとやりたかった」という友寄が入学してから初めて組んだ。
そこから練習を重ね臨んだ大会。「自滅はなくそう」と丁寧なプレーを心掛けた。短いレシーブで甘い球を引き出し、ミスは避けつつも攻めの姿勢は崩さなかった。予選からダブルスは一度も落とさず。準決勝で対戦した強敵の琉球レオフォルテにも勝利しリズムをつかんだ。
決勝は相手の攻め手を封じ3―0で圧倒した。ダブルスを終えシングルスに臨んだ中村は流れのままに「守りに入らず攻めた」。大事な場面のサーブが有効で、接戦に競り勝って優勝を決める試合を制した。「後輩が頑張ってくれた」と共に戦い抜いた仲間たちに感謝し、2連覇に期待をかけた。
(謝花史哲)
レオフォルテA男子V 巧者ぶり発揮
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男子の琉球レオフォルテAが試合巧者ぶりを発揮した。沖縄国際大との決勝は出だしのダブルスでつまずいたが、慌てることなくシングルスで次々と白星を挙げ巻き返した。
ダブルスの花木誠弥は「戦力的には勝って当たり前。ただ向かってくる相手に受け身になってしまうことがある」と予選から落とすゲームも散見された。決勝も相手の勢いを止められずにダブルスは惜敗した。
それでも第1シングルスの伊志嶺鷹啓が我慢強くラリーを続け最終セットで粘り勝ち。「ブロックは得意。最後は焦らずにできて良かった」と振り返った。
5月には日本リーグが控える。沖縄のトップチームとして「しっかり戦えるよう準備したい」と力を込めた。
(謝花史哲)