【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する市民らは21日、埋め立て工事に用いる土砂が海上ルートで搬出されている市安和の桟橋前で、抗議行動に取り組んだ。土砂は本部町の本部港塩川地区と安和から海上ルートで搬出されている。市民らは抗議行動に「塩川デイ」と名付け、22日まで集中的に実施する。
21日午前、県内各地から集まった市民らが、基地建設のための土砂などを積んだ大型車の前で抗議した。本部町島ぐるみ会議などが参加を呼びかけた。この日は塩川での搬出作業がなく、市民らは安和に集まった。島ぐるみ会議によると、通常は1日で大型車両850台分前後の土砂が運び込まれるが、556台ほどにとどめたという。
(長嶺晃太朗)