創作への情熱、9人の受賞者たたえる 琉球新報文学賞の合同贈呈式


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賞状を手に笑顔を見せる受賞者。(前列右から)琉球歌壇賞の前原真弓さん、琉球新報短編小説賞の八重瀬けいさん、山之口貘賞の林慈さん、遠藤石村賞の島袋直子さん、琉球俳壇賞の大湾宗弘さん、(後列右から)琉球新報児童文学賞短編児童小説部門佳作の水蝸牛さん、同正賞の比嘉稔さん、創作昔ばなし部門正賞の宮國敏弘さん、同部門佳作のつきなが海詩さん=22日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)

 琉球新報社主催の第44回山之口貘賞、第50回琉球新報短編小説賞、第44回遠藤石村賞・琉球俳壇賞、琉球歌壇賞、第34回琉球新報児童文学賞の合同贈呈式が22日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催された。受賞者9人が出席し、琉球新報社の普久原均社長が表彰状や副賞を贈呈した。

 受賞者は、琉球歌壇賞の前原真弓さん=那覇市、琉球新報短編小説賞の八重瀬けいさん=福岡県、山之口貘賞の林慈(はやしめぐむ)さん=那覇市、遠藤石村賞の島袋直子さん=浦添市、琉球俳壇賞の大湾宗弘さん=那覇市、琉球新報児童文学賞短編児童小説部門佳作の水蝸牛(みずかたつむり)さん=八重瀬町、同正賞の比嘉稔さん=那覇市、創作昔ばなし部門正賞の宮國敏弘さん=宮古島市、同部門佳作のつきなが海詩(みうた)さん=那覇市。

 短編小説賞の創設50年を記念した座談会「沖縄を(で)書くことを巡って」も開かれた。芥川賞作家の又吉栄喜さん、詩人・作家で具志川市文学賞受賞者の大城貞俊さん、今年の琉球新報短編小説賞受賞者の八重瀬さんが登壇した。沖縄をテーマに書き続ける意義や書くことの苦楽について語った。

 (宮城隆尋)