人気商品「紅芋シュークリーム」復活 コロナ禍乗り越え、販売再開 久米島


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紅芋シュークリームを持つ「YUNAMI FACTORY」オーナーの摺木陽介さんとスタッフ

 【久米島】沖縄県久米島町兼城の「YUNAMI FACTORY」が長期間、販売を休止していた久米島の紅芋を使ったスイーツ紅芋シュークリームの製造を2月から再開した。2016年から販売され、甘みと香りが強い久米島産の紫芋「沖夢紫(おきゆめむらさき)」と、生地の上にかかっているパウダーには「美(ちゅら)ら恋紅(こいべに)」という品種の紅芋を使用しており、久米島でも人気の商品だ。

 コロナ禍の混乱の中、22年1月ごろから製造ができない状況になっていた。毎月数量限定となるが、今回の製造・販売再開にこぎ着けた。

 YUNAMI FACTORYのオーナー摺木陽介さんは、製造・販売に関して「地域の素晴らしい食材を使った商品の販売を通して、島外の方だけでなく地元の方々にも良さを再認識していただけたらいいなと思います」とコメントした。

 摺木さんは、久米島にしかできない久米島だからできることを目標に、インスタグラムで久米島に関わる人と、島の商品を紹介形式でつなぐ「クメバトン」を開設するなどしてきた。

 紅芋シュークリームは数量限定で予約を受け付けして販売。YUNAMI FACTORYオンラインストアでも購入可能。

(山口英憲通信員)