「戦争止めるために声上げて」ウクライナ侵攻1年 名護市民が訴え


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ロシアのウクライナ侵攻に抗議する名護市民ら=24日、名護市の大北5丁目交差点

 【名護】ロシアのウクライナへの軍事侵攻開始から1年となった24日、名護市民ら約40人が市内の街頭に立ち、反戦や平和を訴えた。参加者らは政府の防衛力強化の流れや、市辺野古の新基地建設が進んでいる現状などを警戒。「戦争を止めるために県民一人一人が声を上げていかなくてはいけない」と強調した。

 島ぐるみ会議名護などが呼びかけた。市民らは「今すぐやめてウクライナ攻撃」と書かれた横断幕などを掲げた。演説した名護市の浦島悦子さん(75)は「戦争は勝っても負けても苦しむのは弱い人たちだ」と訴えた。

 参加した名護市の男性(73)は「戦争につながる全てのことに反対していきたい」と力を込めた。街頭集会の様子を見ていた市内に住む女子中学生(13)は「実感はできていないが戦争は怖い。平和が続いてほしい」と願った。

(長嶺晃太朗)