
県ユネスコ協会は25日、ボランティア活動による地域づくりを考えるシンポジウム「SDGsパスポートを通じた地域づくり」を那覇市の八汐荘で開き、自治体関係者ら約80人が参加した。
第1部では、伝統芸能の継承や新たな地域活性化のモデルづくりを行う平田大一氏=写真=が「くるちの杜100年プロジェクト〓読谷におけるSDGsパスポート活用」というテーマで基調講演した。
平田氏は三線の原料となる黒木の保全活動について話し、県ユネスコ協会の認定証であるSDGsパスポートを取得する様子を紹介した。
第2部では、教育現場や地域ぐるみでのSDGsへの取り組みとして、那覇市の松島中学校、沖縄尚学高校、那覇新都心通り会が報告し、ゴミ拾い、障がい者や子どもを含んだイベント活動、首里城復興支援などについて説明した。 (與那覇智早)