沖縄ツーリスト社長に平良経営顧問が復帰 新取締役をグループ会社の玉城社長が兼任 株主総会で承認


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 沖縄ツーリスト(OTS、東良和代表取締役会長)は27日、経営顧問の平良健(つよし)氏(63)が2年ぶりに社長に復帰し、グループ会社のOTS MICE MANAGEMENT(OMM)社長の玉城国博氏(42)が取締役を兼任する役員人事を発表した。同日の株主総会で承認された。就任は3月1日。

 OTSでは、前社長の沖山真樹氏が任期途中の22年5月に社長を退いて以降、東会長が社長を兼務していた。代表権は引き続き東氏だけが持つ。

 新たな役員体制の下、コロナ禍からのV字回復を狙い、スマホから公共施設の予約管理が可能な「SPMクラウドシステム」などのデジタルトランスフォーメーション(DX)の展開、グループ全体の販売増強に力を入れる。

 平良氏は1959年生まれ。別府大卒。82年にOTS入社。東京支店長、営業本部長、常務を経て、14年3月から21年2月まで社長を務めた。退任後は経営顧問となり、OTS子会社の北海道ツアーズ社長を担ってきた。
(與那覇智早)