沖銀が新ローンで環境に貢献する企業を支援 県内金融で初 「SDGs加速に期待」


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おきぎんサステナブルローンをPRする沖縄銀行法人事業部地域活性化グループの奥原宗一郎調査役(左)と桃原一逸主任=28日、那覇市の琉球新報社

 沖縄銀行(山城正保頭取)は、環境問題や脱炭素に取り組む企業を支援する融資商品「おきぎんサステナブルローン」の取り扱いを始めた。28日付で、格付投資情報センターから環境課題の解決に資する商品との評価も得た。融資金額は3千万円以上で、所定の変動金利で融資する。

 商品は(1)サステナビリティ・リンク・ローン型と(2)グリーンローン型の2種類。(1)は設備資金と運転資金を対象に、利用企業がエネルギー効率向上や温室効果ガス排出量削減といった脱炭素経営につながる目標を設定。達成状況に応じて金利を引き下げる優遇措置を設けた。(2)は再エネや省エネ、クリーンな輸送に関する設備資金が対象。

 同様の取り組みは県内金融機関で初という。同行法人事業部地域活性化グループの奥原宗一郎調査役は「お客様のSDGsやESGの取り組み加速や、人材不足の解消などの副次的な効果も期待できる」と強調した。
 (當山幸都)