家庭や学校以外で、放課後や休日に地域の大人や友人らと食事や勉強、体験活動を行う「子どもの居場所」。琉球大の学生らがこのほど、那覇市内の子どもの居場所を検索できるウェブアプリ「icoi(いこい)」を開発し、運用を始めた。利用目的に合わせて検索できる仕組みで、子ども自身と居場所をつなぐツールとして「多くの人に活用してほしい」と呼びかけている。
制作したのは、琉球大学工学部4年の太田絵莉香さん、葛西美澄里(みどり)さん、大学院理工学研究科1年の仲間航平さん、2年の仲宗根慎太さん。
地区や遊び・食事・勉強の利用目的などを選択すると、条件に合った子どもの居場所の電話番号や住所、体験内容、通所条件などが表示される。学生らが組み込んだプログラミングで、各居場所のSNSやブログの情報を抽出し、アプリ内に反映する。それぞれが発信する最新情報を紹介している。
ページのデザインやプログラミング、行政や各子どもの居場所との連絡など、メンバーで業務を分担し、昨年8月末から制作した。太田さんは「那覇市の子どもたちや保護者など多くの人に使ってもらい、いこいの場を見つけてほしい」と語った。
2021年1月には、別の琉大生らが沖縄市の保護者向けに子育て支援制度や子どもの居場所に関する情報を提供する子育て支援アプリを開発した。一方、開発者以外が情報を追加・更新することが難しく、課題となっていた。今回開発したicoiは、表計算ソフトのエクセルの操作のみで情報を更新・追加できるよう工夫した。継続的な運用が期待できる。
3日現在、23カ所が登録されており、掲載を希望する子どもの居場所も募っている。要望があれば他市町村にも対象を拡大したい考えだ。ウェブアプリはhttp://176.34.9.20/
(吉田早希)