長射程ミサイル、保管先の地元説明に難色 防衛省


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防衛省(資料写真)

 【東京】防衛省の青木健至報道官は3日の定例会見で、反撃能力(敵基地攻撃能力)を備えた長射程ミサイルを保管する場所の地元自治体に説明の手続きをとるかを問われたのに対し、「個々の弾薬庫に保管する弾薬の種類について、詳細を示すことで自衛隊の能力が明らかになる恐れがある。具体的に示すのは困難だ」と答えた。

 一方、具体的な配備先は「現時点で決定しているわけではない」と述べた。

 沖縄県宮古島市に配備され、石垣市にも近く配備される12式地対艦誘導弾(ミサイル)の射程を延ばし、侵攻相手の射程外から迎撃するスタンド・オフ防衛能力を獲得するための開発が進められている。長距離ミサイル化した後は弾薬は大型化し、発射機も改良が必要となる可能性がある。

(明真南斗)