仮設市場、きょう最後の営業日 第一牧志公設市場 買い物客でにぎわう 19日に新装開店へ 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
仮設の第一牧志公設市場での営業最終日、食材を求める買い物客ら=4日、那覇市

 建て替え工事が進む新たな第一牧志公設市場が19日、新装開店する。4日は仮設市場の最後の営業日で、朝から地域住民や観光客らでにぎわった。

 牧志公設市場は建て替えのため2019年6月16日に閉場し、7月1日から仮設市場での営業をスタートさせた。新市場は当初、22年4月のオープンを予定していたが、市場周辺が想定以上の軟弱地盤だったため、開業は1年遅れとなる。新市場は3階建て。精肉や鮮魚の店舗や食堂など88店舗が入居するほか、3階には沖縄の食材を使って調理体験ができるコーナーを設ける。

 第一牧志公設市場組合の粟國智光組合長は「新たな公設市場はマチグヮーの良さを残しつつ、沖縄の食の魅力を発信できる場所になる。市民、県民には新たに生まれ変わった市場に足を運んでほしい」と語った。

 神奈川県から家族4人で沖縄を訪れた男性(33)は2回目の沖縄。公設市場も2回目で「雰囲気が変わっている。目の前に生きた魚や新鮮な魚が並んで子どもも大喜びだ。新しい公設市場も行ってみたい」と笑顔で語った。