東京マラソンは5日、東京都庁前から東京駅前のコースで行われ、男子は25歳の山下一貴(三菱重工)が日本歴代3位の2時間5分51秒で日本勢最高の7位に入った。車いすの部女子に出場した喜納翼(琉球スポーツサポート)は1時間42分47秒で2位だった。
東京マラソンは5日、東京都庁前から東京駅前のコースで行われ、男子は25歳の山下一貴(三菱重工)が日本歴代3位の2時間5分51秒で日本勢最高の7位に入った。車いすの部女子に出場した喜納翼(琉球スポーツサポート)は1時間42分47秒で2位だった。
其田健也(JR東日本)が歴代4位の2時間5分59秒で8位。前日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)は2時間6分13秒の9位で、10月の2024年パリ五輪代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を新たに獲得した。デソ・ゲルミサ(エチオピア)が2時間5分22秒で優勝。東京五輪代表の中村匠吾(富士通)は36位だった。女子は松田瑞生(ダイハツ)が2時間21分44秒で日本勢最高の6位だった。細田あい(エディオン)は7位。ローズマリー・ワンジル(ケニア)が2時間16分28秒で制した。東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)は14位。
車いすの部の男子はマルセル・フグが2連覇し、女子はマヌエラ・シャー(ともにスイス)が勝った。新型コロナウイルス禍前と同規模の定員に戻り、約3万8千人が参加した。
車いすの部の日本勢で、男子は鈴木朋樹(トヨタ自動車)女子は喜納翼(琉球スポーツサポート)がともに2位となったのが最高で、優勝したスイス勢に屈した。
女子優勝のシャーに6分4秒の大差をつけられた喜納は「スタートから離れてしまい、差を詰められないまま広がっていった」と悔しがった。
男女が一斉にスタートする中、喜納はシャーに比べて位置取りで苦戦して出遅れたという。「スタートのスプリントや、下り坂でついたスピードを生かす走りを強化したい」と課題を挙げた。
(共同通信)