うるま市、市民意識調査せず 自衛隊ミサイル配備や米軍パラシュート訓練 市長「意見を申し上げる立場にない」


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うるま市役所

 【うるま】うるま市の津堅島訓練場水域で実施される米軍パラシュート降下訓練や陸上自衛隊勝連分屯地の地対艦ミサイル部隊配備計画について、うるま市は市民を対象にアンケートや意識調査を実施しない意向を示した。7日の市議会2月定例会で調査について質問した宮城一寿市議への答弁。中里和央企画部参事が「国防に関わる専管事項であることから実施する計画はない」と答えた。中村正人市長は「日米両政府間で取り決めた事項であり、意見を申し上げる立場にない」と従来の見解を繰り返した。

 宮城市議は「市民の安全を第一としながら逃げている。市民の意見を集約すべきではないか」と疑問を呈した。
 (古川峻)