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母親?キャリアウーマン?見えない鎖から自由に フリーランスで働く女性の団体OFNE<生き方 わたし流>


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OFNEを運営する(右から)仲本紫織さん、宮城臣子さん=2日、那覇市首里山川町(ジャン松元撮影)

 フリーランスで働く女性の団体・OFNE(おふね)は2020年12月にスタートした。さまざまな職種の女性たちが協力しながらワークシェアしている。数人で始まった団体は現在、56人のコミュニティーに成長した。

 仲本紫織代表(42)は「子どもの発熱や学校行事でどうしても稼働できない時、誰かに相談したいという思いがあった」と話す。立場を理解し合える女性同士で仕事をシェアし、技術を高めていける場を目指している。「結婚して子どもができると『母親』という役割に縛られがち。見えない鎖を解いてもっと自由に働ける環境を作りたい」と意欲を見せる。

 副代表の宮城臣子さん(41)は独身だが「独身女性も同じように見えない鎖に縛られている。40代で未婚だと、『キャリアウーマン』と呼ばれ、自身も無意識に無理してしまう。もっと楽に生きていい」と主張する。「副業公認の企業も増え、いろんな働き方が選択できる時代になった。女性も生き方を自分で選んで、人生を楽しんでほしい」と話した。
 (普天間伊織)