デニー沖縄知事、辺野古新基地反対の姿勢伝える ワシントンで米当局者と面談


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米国務省の入り口で担当者の出迎えを受ける玉城デニー知事=7日、米ワシントン(県提供)

 沖縄県は8日、沖縄の基地問題を米国に直接訴えるため米首都ワシントンを訪問中の玉城デニー知事が現地時間7日に国務省のジョエル・エレンライク日本部長、国防総省のグレース・パーク日本部長代行と面談したと発表した。県によると、玉城知事は米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に反対する姿勢を示した。玉城知事の訪米は就任後3回目となる。

 これに対し、両氏は、在沖米軍基地を含む米軍施設の共同使用拡大などに合意した日米安全保障協議委員会(2プラス2)について触れ、「2プラス2の合意を確認している」などと述べるにとどめた。

 玉城知事は在沖米軍専用施設の全国比を「50%以下」にするという数値目標を昨年日本政府に要請し、「新たな在沖米軍の整理・縮小のためのロードマップ(工程表)」を作成することを求めていると説明した。

(梅田正覚)