緑内障、早期発見を 新報ビル、グリーンにライトアップし呼び掛け 世界緑内障週間 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
「世界緑内障週間」に合わせて、グリーンにライトアップされた琉球新報本社ビル=12日午後7時ごろ、那覇市

 世界緑内障週間の開始に合わせ、那覇市泉崎の琉球新報本社ビルが12日、緑色にライトアップされた。18日まで、毎日午後6時45分から8時半まで点灯する。

 日本緑内障学会が全国各地のランドマークや医療機関を緑色に照らし、早期発見・継続治療の重要性を訴える「ライトアップinグリーン運動」の一環。

 同学会によると、日本の視覚障がいの原因疾患第1位は緑内障。初期・中期は自覚症状が少ないため、罹患(りかん)していても気付かない場合が多く、世界の国の中でも、日本の潜在患者数は最多グループにあると報告されているという。

 浦添さかい眼科の酒井寛医師によると、緑内障にはさまざまなタイプがあるが、近視の人もなりやすく、若い世代も注意が必要という。「若い世代で近視が増えいる。今後、緑内障の患者が増えるというのは、予想される大問題だ」と警鐘を鳴らし、早期発見のために眼底検査を受けることを呼びかけた。
(稲福政俊)