琉球ゴールデンキングスと千葉ジェッツが対戦したバスケットボールの第98回天皇杯全日本選手権大会の決勝。
序盤からショットがリングに嫌われ、得点できたのは第1Q残り5分までで岸本隆一の3点弾のみ。3―11とリズムに乗れないキングスだったが、その苦境を救ったのが牧隼利だった。
「相手は岸本、今村佳太両選手を徹底的に守ってくると思った。自分が打開しないといけないと、積極的いけたところもあった」。インサイドに入り込んで得点し5―11とすると、その直後には速攻の流れから連続ポイント。間を置かずコーナーからの3点弾も沈めた。3連続7得点でキングスオフェンスを一気に活性化させた。
輝きは放ったものの優勝を逃し、「要所で点を決めきれなかった。シンプルに悔しい」と笑顔はなかった牧。リベンジの舞台は5月に控えている。
(普久原裕南首都圏通信員)