自転車の全国高校選抜大会は12~13日、福岡県の北九州メディアドームなどでトラックの種目とロードが行われ、男子4000メートル速度競走決勝で井上幸洋(北中城)が3位に輝いた。
男子個人ロード(53・2キロ)は畑祐太郎(首里東)が13位、井上は22位だった。
男子4000メートル速度競争決勝で井上幸洋(北中城)が3位に輝いた。目標の優勝を逃し喜びより悔しさが大きかったが、「全国トップクラスと戦える足は身についている」と自信を深めた。
中盤に発生した落車で先頭組と分断されたことが最後まで響いた。
準決勝は1組でトップ通過。「優勝を狙っていた」だけに不可抗力の出来事にも「もっとできることはあった」と喜びより悔しさが大きかった。
定められた回数を先頭で通過しなければならない「先頭責任」を果たした後に落車が起こった。足を使ったばかり。後方で休んでいた時だったが「前に出た強い選手に少しでも付いていく動きをしていれば分断されなかった」と敗因を分析する。
力不足を実感した昨年夏のインターハイから成長を確認できた。今後は後半に耐える持久力を磨き、3年最後の総体につなげる。
(謝花史哲)