沖縄×北海道の赤ワイン「ミュール・ドゥ・ソレイユ」きょう解禁 「2022年もの」フルーティーで爽やか 沖縄・浦添


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「ミュール・ドゥ・ソレイユ」の購入を呼びかける大城千栄美副市長(左)と沖縄美健販売の宮国良和社長=2日、浦添市役所

 【浦添】浦添市の特産品である島桑(桑の実)と北海道の特産である果実のハスカップをブレンドした赤ワイン「Mure de Soleil(ミュール・ドゥ・ソレイユ)」(税込み5500円)の「2022年もの」が14日から発売される。同日、発売を記念して市役所1階の市民広場で販売イベントが開催される。会場にはワインのほか、島桑を使ったお菓子やうらそえ織なども展示販売される。

 フランス語で「太陽の桑の実」を意味するミュール・ドゥ・ソレイユは、18年に浦添市と北海道厚真(あつま)町の苫小牧工業高等専門学校との共同研究により開発され、今回で5回目の生産となる。ラベルには浦添八景の一つである浦添西海岸のカーミージーがデザインされている。

赤ワイン「Mure de Soleil(ミュール・ドゥ・ソレイユ)」

 22年ものは、糖度の高い桑の実と厚真町の特産品で酸味の強いハスカップを「7.5対2.5」の割合で配合しており、21年ものと比べてよりフルーティーで爽やかな味わいとなっている。アルコール度数は7%と、通常のワインよりは低くなっている。

 ワインの生産や養蚕など島桑関連事業はこれまで市の事業として、委託先のシルバー人材センターが担っていたが、22年度から沖縄美健販売が同事業を引き継いでいる。

 ワインの購入場所は浦添市伊奈武瀬の養蚕絹織物施設サン・シルク、問い合わせは(電話)098(943)0623。
 (吉田健一)