日米の離島奪還訓練、防衛相が成果強調 「相互運用性が向上」


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防衛省

 【東京】12日まで沖縄県内などで実施された離島奪還作戦に関する日米共同訓練「アイアン・フィスト23」について、浜田靖一防衛相は14日の閣議後会見で、成果を問われ「水陸両用作戦に必要な戦術技量や日米の相互運用性の向上を図ることができた」と述べた。

 陸上自衛隊と米海兵隊が中心となって島しょ部への海上からの上陸や航空機からの降下、上陸後の戦闘などを訓練した。

 一方、酒井良海上幕僚長は14日の記者会見で、アイアン・フィストに参加しながら海上自衛隊と米海軍は2月27日から12日まで沖縄周辺などで別の共同訓練を実施したと説明した。「戦術技量と米海軍との相互運用性の向上を図ることができた」と語った。

 酒井氏によると、海自の輸送艦おおすみと米海軍のドック型輸送揚陸艦グリーン・ベイが、搭載するホーバークラフト型揚陸艇を互いに入れ替えて発進・収容を行う訓練などをした。
 (明真南斗)