那覇に中国EV車の展示場 24年には豊見城に店舗予定 大手メーカー「BYD」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
オープンしたBYDオート沖縄・県庁前ショールーム=那覇市久茂地

 自動車関連事業を展開するD&Dマネージメント(東京都、村脇学社長)は16日、電気自動車(EV)メーカー大手の中国・BYDのショールームを沖縄県那覇市久茂地にオープンした。BYD販売の拠点は県内初。正規ディーラーとして2024年に豊見城市内に店舗開業を予定しており、ショールームの開設を通じEVの利便性や快適性といった魅力をアピールすることにしている。

 BYDは1995年に中国・深圳(しんせん)で創業し、世界70以上の国・地域でEVを販売している。D&D社はBYDオートジャパン(横浜市、東福寺厚樹社長)と取引基本契約を締結し、北海道と沖縄の正規ディーラーになっている。

 ショールームは国際通りに面したビルに入り、ミドルサイズSUV「ATTO3(アットスリー)」を展示・販売するほか、試乗車も用意する。年内にコンパクトタイプやセダンタイプの車種も販売する予定だ。

店内に展示されているSUV「ATTO3」

 16日に開かれた会見でBYDオートジャパンの東福寺社長は「ショールームでEVに触れたり乗ったりしてもらい、利便性や快適性をぜひ体感してほしい」とアピール。D&D社の清水宏事業統括責任者は「日本で一番元気な沖縄で、脱炭素・循環型社会の実現のお役に立ちたい。ここからEモビリティーを発信していきたい」とあいさつした。

(小波津智也)