祖父母孝行の孫・山川選手の世界一「おめでとうと伝えたい」 WBC決勝 祖父の仁和さんも喜び 沖縄・久米島


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山川穂高選手が所属する西武のユニホームに身を包み、声援を送る祖父の仁和さん=22日、久米島町内(盛長容子通信員撮影)

 【久米島】第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が行われた22日、日本代表で沖縄出身・山川穂高選手の祖父、仁和(じんわ)さん(82)は沖縄県久米島町の自宅で決勝戦を観戦し、声援を送った。観戦した大型テレビは、山川選手からの贈り物。「祖父母孝行」の山川選手が世界一になった姿を、そのテレビで見届けた。「全員で勝利をつかみ取ることができて良かった。優勝おめでとうと伝えたい」と目を細めた。

 自宅には山川選手のユニホームやサイン色紙が並び、普段から応援ムードに包まれている。仁和さんは山川選手が所属するプロ野球・西武のユニホームに身を包み、真剣な表情で決勝戦のテレビ中継を見つめ、日本の勝利が決まると大喜びした。

 山川選手の出番はなかったものの「スタメンで出てほしい気持ちもあったが、準決勝のメキシコ戦に代打で出場し、犠牲フライを打った。勝利に貢献できたのがとても良かった」と、活躍をたたえた。

 山川選手は正月に久米島を訪問し「143試合、50本、120打点、10億円プレーヤー」と目標を書いた色紙を仁和さんに贈った。開幕目前のプロ野球について仁和さんは「本塁打王とリーグ優勝を期待している」と話した。
(江口翔太通信員、稲福政俊)

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