沖尚×クラーク国際あす試合 勝負どころの“守備”が勝敗の鍵に データ比較 センバツ


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 沖縄尚学が2回戦で当たるクラーク記念国際は、2年連続2度目の選抜出場となった北海道の強豪校だ。柱は主戦の新岡歩輝。秋の公式戦は8試合に登板して完投は6回。うち完封は2回と最後まで投げ抜く力強さが目を引く。奪三振は45で自責点4の防御率0・67と抜群の安定感が光る。

 沖縄尚学は秋の公式戦で出場校中トップのチーム打率4割7厘を記録した。新岡は3通りの腕の高さを使い分ける投球で知られる。変則投手に対し、公式戦10試合で打率6割後半の記録を残した1番の知花慎之助を先頭に、強力な沖尚打線がどう攻略を図るかが見どころだ。

 一方、クラークのチーム打率は3割6厘と粘り強い打撃で北海道大会を勝ち上がった。対する沖尚は、秋の大会9試合で46奪三振と新岡に負けない力強さが持ち味の主戦・東恩納蒼に期待が懸かる。

 守備の面ではクラークは失策が16とミスが目立った。新岡は自責点こそ4だが、失点は17を数える。沖縄尚学は秋は失策5にとどめたが、選抜1回戦では二つの失策を出している。勝負どころでの守備の出来も勝敗を左右しそうだ。
 (謝花史哲)