沖縄県文化観光スポーツ部は24日、2月の入域観光客数が前年同月比約3・34倍(41万8700人増)の59万7900人だったと発表した。2月の国内客数はコロナ前を上回り過去最多で、統計を開始した1972年5月以降、対前年同月比での増加数も過去最大となった。
2月の国内客は55万4500人。全国旅行支援が継続されていることやプロ野球キャンプ、修学旅行の回復などから増加した。3月も春休み需要などから、国内の観光客は好調に推移するとみられる。
前年同月はゼロだった外国客は、那覇ー台湾、香港、仁川線の運航により4万3400人となった。3月は同路線に加え、タイ(バンコク)ー那覇の初のチャーター便や、国際クルーズの再開があったことなどから、さらなる回復が見込まれる。
全体の入域客数は、コロナ前の2019年2月との比較では22・6%(17万4300人)減だった。
(與那覇智早)