東京都内で開催中の第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール(東京国際芸術協会主催)全国大会で24日、弦楽器部門中学1年生の部にバイオリンで出場した那覇市立金城中1年の上原莞爾(かんじ)さん(13)が4位に入賞した。7月に東京都内で表彰式・入賞者披露演奏会が開かれる予定。全国大会の同部門中1の部には、予選と本選を通過した12人が出場した。同コンクールは自由曲制で、上原さんは本選と全国大会で、ヴィエニャフスキの「華麗なるポロネーズ第1番」を演奏した。「先生が選んでくれた曲をちゃんと弾こうという気持ちで、入賞はとてもうれしかった。リズムと芸術性を褒められたので、それを生かせる曲をたくさん弾けるようになりたい」と話した。
全国42会場で行われた本選で、上原さんは成績優秀者に贈られる本選優秀賞も受賞した。
上原さんは那覇市出身。4歳の頃にバイオリンを始め、昨年に開催した第55回新報音楽コンクールで中学校の部1位と数和子賞を受賞した。
(田中芳)