プロバスケットボールBリーグ1部西地区2位の琉球ゴールデンキングスは1日、千葉ポートアリーナで千葉ジェッツ(東地区1位)と対戦し、85―89で敗れた。連勝は13で止まり、通算成績は36勝10敗となった。前半はキングスが激しい守備から今村佳太やジョシュ・ダンカンの3点弾で得点を重ねるも、千葉に2連続3点弾を終了間際に決められて逆転され、40―42で折り返した。後半は千葉の激しい守備にキングスの得点が止まった。一時は14点差をつけられ、岸本隆一、松脇圭志の3点弾など2点差まで迫るも、千葉に逃げ切られた。キングスの次戦は2日午後3時5分から、同アリーナで千葉と対戦する。
▽Bリーグ1部(千葉ポートアリーナ、6034人)
千葉J 41勝5敗
89―85(20―24,22―16,22―17,25―28)
キングス 36勝10敗
3月の天皇杯決勝で敗れた千葉ジェッツに対し、激しい守備から得点を重ねたキングスだったが、最後は逃げ切られ、雪辱を果たせなかった。
天皇杯で抑えきれなかった千葉の富樫勇樹にスタートから小野寺祥太がマッチアップし、前半は1得点だけに抑え仕事をさせなかった。しかし後半、キングスの守備に慣れてくると、富樫のアシストやシュートが決まりだし、千葉が連続得点する場面が増え始めた。キングスも攻めるが千葉の強度のある守備にタフショットを打たされ、得点できず、一時は14点差までリードを広げられた。
第4クオーターで2点差まで詰めたキングスだが、その後は一進一退の状況に。残り33秒でジョシュ・ダンカンの3点弾で3点差とし流れを引き寄せかけたが、残り11秒で富樫に3点弾を決められ万事休す。岸本隆一がレイアップで意地の2点を返すのが精いっぱいだった。
天皇杯で11点あった点差は今回4点差に。17得点の今村佳太は「試合を通して自分たちのやりたいことはできていた」と手応えも感じた様子。同時に「試合終盤で守備のコミュニケーションミスや、攻撃でボールの動きが停滞した部分があった」と課題をみつめる。反省を踏まえ、2日の試合に挑む。
(屋嘉部長将)
追い付けず反省
桶谷大HC(キングス)の話 出だしで集中力の高い守備ができ、遂行力高い攻撃も展開できていた。後半にスピードのミスマッチを狙われてしまった部分がある。マッチアップを変えて点差を戻せたものの、追い付くまでに至らなかったのが反省点だ。