【石垣】陸上自衛隊石垣駐屯地は2日、駐屯地内で開設記念式典を開いた。浜田靖一防衛相は隊員を前に「南西地域の防衛体制強化はわが国を守り抜くという決意の表れだ」と訓示した。
陸上自衛隊石垣駐屯地開設記念式典後の会見で、報道陣と浜田靖一防衛相の主なやりとりは次の通り。
―開設の意義は何か。
「抑止力、対処力を高めわが国への攻撃の可能性を低下させ、県民、国民の安全につながることだ」
―尖閣諸島で武力衝突が起きたら石垣駐屯地の部隊が対応するのか。
「この地域を守るためにはここにあるもの全てを利用して、これに対処していく」
―国際情勢が急速に悪化する中で、駐屯地に期待することは何か。
「各部隊が与えられた任務をしっかり準備し、島民の皆さんと信頼関係をつくり上げることが重要であり、期待していることだ」
―長射程ミサイル配備の有無と住民への説明について。
「具体的な配備先は決まっていない。そのため地元に説明するか否かについていまお答えできる段階ではない。これからどんな状況になるか分からないが、皆さんの懸念を払拭すべく努力していく