【石垣】陸上自衛隊石垣駐屯地がドローンなど小型無人機の飛行を禁じることを周知するため、駐屯地周辺で掲示していた内容に誤りがあったことが3日までに分かった。小型無人機等飛行禁止法(ドローン規制法)は違反者への罰則を「1年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」と規定するが、駐屯地は「1年以上」と誤表記していた。脱字もあった。駐屯地広報は記載が「人的ミス」と誤りを認め、3日に正しい表記に張り替えた。
掲示は駐屯地の正門に続く道路沿いなど計6カ所に張り出していた。
駐屯地開設日の3月16日から指定施設とその周囲300メートルの上空でドローンの使用が原則禁止されることから、前日の15日から掲示していた。
罰則の誤りに加え、小型無人機の「機」が抜けていることを市民が見つけ、2日に駐屯地側に指摘した。
3日朝、張り替えられたが「機」は脱字のままで、再度市民が指摘し、同日午後に正しい表記に修正された。
市民は「ずさんだ。懲役を間違うのは人権感覚が欠如しているからではないか」と怒った。
(照屋大哲)