災害時ヘリ燃料 供給で協定締結 県とりゅうせき


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災害時などにヘリコプターへ燃料を運搬、供給する協定を締結する(左から)県の嘉数登知事公室長(当時)とりゅうせきの當銘春夫社長=3月28日、浦添市のりゅうせき本社

 県はこのほど、りゅうせき(浦添市、當銘春夫社長)との間で大規模災害発生時に活動するヘリコプターの燃料を運搬、供給する防災協定を締結した。

 県はりゅうせきとの協定締結に先立ち、南城市との間で、同市役所に隣接する公共駐車場(観光振興拠点施設)の一角を、災害時等にヘリの給油ができる施設(フォワードベース)として使用する防災協定を締結した。津波などで那覇空港のヘリ拠点が使用できなくなった場合にフォワードベースを活用する際に、りゅうせきが「JET A―1」燃料を給油する。

 當銘社長は「県民の暮らしの安全・安心へ貢献できることを大変うれしく思う」と話した。 (沖田有吾)