【速報】サル痘の感染者、沖縄で初確認


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江

 沖縄県は7日、県内で初めてサル痘ウイルスの感染者が発生したと発表した。患者は県内在住の40代男性で発熱や発疹、のどの痛みがあるものの、容体は安定しているという。男性に海外渡航歴はない。

 サル痘は全数把握が義務づけられている4類感染症に分類されている。国内では2022年7月に1例目が確認された後、23年4月4日時点で東京など8都府県で計95例が確認されていた。

 県によると、県内の医療機関からサル痘疑いの患者報告があり、その後、県衛生環境研究所の検査で陽性が判明した。

 感染経路は調査中。通常は人の皮膚の病変や、体液、血液などの接触によって感染する。6~13日の潜伏期間の後、発熱などの症状とともに発疹が見られるという。多くは自然によくなるが、小児や患者の健康状態によっては、重症化する例もあるという。

 県ワクチン・検査推進課は「過剰に心配することなく、手指消毒などの感染対策をしてほしい」と呼び掛けた。

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